夏だ、中華だ、ピリ辛だ ―マーラーパーラー―

 私は2022年7月2日に、前々から気になっていた近所の中華料理店に行ってきた。私が住んでいるところは、他にも色々と気になるお店があるので、当サイトやメインブログのネタ集めのためにも、色々と食べに行きたい。

 韻を踏む名前のこのお店は、創作中華という事だが、大陸の中華料理だけでなく、台湾料理も基本にしているようだ。ちなみにビルの2階にあるお店であり、多分車椅子対応ではない。手すりを使わないと、昇り降りが大変だ。

 餃子が一番の目玉商品ならば、餃子を頼もう。店名にもある「麻辣 マーラー 」が付く餃子を食べようと、私は思った。そういえば、漫画『ああっ女神さまっ』に「マーラー」という名前の悪魔の女の子がいたね。仏教の悪魔の「マーラ」が名前の由来だけど、メガテンシリーズに出ている方の「マーラ様」って、一部でカルト的な人気があるようだな。いかがわしい。

 しかし、メニュー右下にあるパクチーボンバーとは何ぞや? 私はパクチーという野菜に対しては、薬味として適切に使われている限りはまぁまぁ好きだと思うのだが、メイン食材として使われるのは好きではない。名脇役が無理やり主役の座を簒奪するんじゃないよ。世の中には、そんな「人間パクチー」が少なからずいるような気がするね。

 店内の照明の写真を撮りたかったが、カウンター席に案内されたので、代わりに窓際のお人形を撮影。漢服ではなく少数民族の服のようだ。特に右のお人形は東南アジア感があるね(例えば、バリ島辺りか?)。台湾の少数民族の衣装だろうか? 

 ちなみに、ハワイを含めたポリネシア全域には「ヒナ(Hina)」という名前の偉大な女神の神話がある。ハワイでは月の女神であるヒナだが、その別名として「イナ(Ina)」や「シナ(Sina)」などがある。念のため言っておくが、この女神の名前は「チャイナ(China)」という単語とは関係ない。「チャイナ」はいわば「秦」の女性形である(ブリテン島を「ブリタニア」と女性名で呼ぶようなもの)。『神話・伝承事典』(日本語訳は大修館書店から出ていたが、廃版)の著者であるバーバラ・ウォーカー氏は、この辺で勘違いしたのかな? 

 ヒナは台湾の少数民族の信仰では「伊娜(Ina)」という名前で呼ばれている。この太女神ヒナと我が『Avaloncity Stories』のメインヒロイン2号松永緋奈との関連性は…まあ、後付けです。

 ジンジャーエールに、お通しのえびせんべい。このえびせんべい、初めて食べたのね。YouTube動画で何度か観ているお菓子だけど、このお店のえびせんべいはチョロっと麻辣味がついている。今はインターネット上で様々なグルメ情報を得られるので、良い時代だ。

 しかし、私は自分でえびせんべいを揚げたいとは思えない。火事やヤケドが怖いし、油を大量に使う余裕はない。子供の頃、ドラマ『池中玄太80キロ』で玄太の娘が何かを揚げている最中にヤケドをするという場面を観て以来、揚げ物作りに挑戦する気にはなれないのだ。

 中華麻辣 マーラー 餃子。適度な辛さと肉汁の組み合わせがおいしい。他にも色々と餃子があるが、次の機会にする。まあ、それよりも他のお店の取材を優先したいが、もちろん予定は未定だ。

(追記・2023/08/17)

 残念ながら、マーラーパーラーは閉店して、別のお店が入っています。

 メインディッシュの汁無し坦々麺。これも適度な辛味でおいしい。満足だ。

 杏仁豆腐。ウサギさんの形がかわいらしい。

 階段の照明。これぞインスタ映え。そうだ、こんな感じの写真を撮りたかったのね。ごちそうさまでした。


 🍎手包餃子と酒 マーラーパーラー🍏 

 札幌市北区麻生町3丁目10-5 北日本麻生ビル2F


(追記・2023/08/17)

 現在、マーラーパーラーは閉店して、代わりに他のお店が入っています。

【電気グルーヴ - Shangri-La】

 ロマンチックな楽曲かと思ったら、実は下世話な背景があるらしい(映像はその反映)。まあ、いわゆる「男のロマン」ではあるのだろう。