『Avaloncity Stories』の登場人物について

 私のライフワーク『Avaloncity Stories』(以下、AS)の登場人物について書く。ASは地球が舞台の歴史編「第一部」、未来の植民惑星アヴァロンが舞台のSF編「第二部」、そして、そのアヴァロンのさらに未来が舞台のファンタジー編「第三部」に分けられるが、これらの登場人物にはいわゆる「スターシステム」を採用している。


 AS第一部には歴史上の人物たちが多数出てくるが、彼らも何らかの形で第二部以降に登場する(第一部の松永久秀→第二部のフォースタス・マツナガ博士がいい例だ)。もちろん、メインヒーローのフォースタス・チャオやメインヒロインのアスターティ・フォーチュンなどの架空人物も同様に登場する。第一部並びにそれ以降に登場する実在人物がモデルのキャラクターたちは、当然「この物語はフィクションであり、実在の人物や団体や事件などとは一切関係ありません」である。 

 フォースタス・チャオとアスターティ・フォーチュンは90年代に作ったキャラクターだが、大半のオリジナルキャラクターは今世紀に入ってから作った人物である。かつての私は漫画家志望の夢をあきらめつつも持て余していたが、小説とドールカスタマイズという新たな表現方法を得て、再び自らの物語作りを始める事が出来た。私が作るオリジナルキャラクタードールとは、すなわち自作小説の登場人物である。


 しかし、オリジナルキャラクタードールたちの中には元々「その人形を作る事自体が目的」というのが何体かあった。ゲイナー三姉妹は元々はアスターティとは関係ないキャラクターたちだったが、かつては『Heart of Tiamat』という仮題があった物語群を『Avaloncity Stories』と改題してから、キャラクターたちにそれぞれの役割を与えるようにした。

【大滝詠一 - 君は天然色】

 単なるポップスの枠組みを超えた威厳と気品。まさしく「高貴」な曲だ。